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2018.08.16



【最新のニュースから】
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口永良部島噴火警戒レベル4の噴火警報 厳重警戒呼びかけ
など



【口永良部島噴火警戒レベル4の噴火警報 厳重警戒呼びかけ】

鹿児島県の口永良部島では、火山性地震が増加するなど火山活動が高まり、気象庁は15日午前、人が住んでいる地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生するおそれがあるとして、噴火警戒レベル4の噴火警報を発表しました。火口からおおむね3キロの範囲では避難の準備が必要だとして、厳重な警戒を呼びかけています。

気象庁によりますと鹿児島県の口永良部島では、15日の未明から火山性地震が増加していて、午後3時までに29回発生しています。

地震の規模を示すマグニチュードは最大1.9で、主な震源は新岳の南西山麓(さんろく)付近の深さおよそ5キロにあって、3年前の平成27年の噴火の前に地震が起きた場所とほぼ同じだということです。

気象庁は今後、火山活動がさらに高まり、人が住んでいる地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生するおそれがあるとして、15日午前10時半、避難準備を示す噴火警戒レベル4の噴火警報を発表しました。

そのうえで、新岳の火口からおおむね3キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に厳重に警戒し、自治体からの避難に関する情報をもとに避難の準備を始めるとともに、高齢者や体の不自由な人などは避難を始めるよう呼びかけています。

また、このほかの地域でも、風下側では小さな噴石が落下するおそれがあるとして、注意を呼びかけています。

18人が公民館などに避難

鹿児島県屋久島町によりますと、15日午後6時半現在、口永良部島では
住民9世帯18人が島内で避難しています。

このうち17人は本村公民館に、1人は本村地区に住む親族の家に避難しているということです。

関係省庁 地元と連携 的確な情報発信を確認

鹿児島県の口永良部島の噴火警戒レベルが「4」に引き上げられたことを受けて、関係省庁の担当者による会議が開かれ、地元自治体と緊密に連携して的確に情報発信していくことが確認されました。

15日午後、都内で開かれた会議には、気象庁や国土交通省など関係する省庁から合わせておよそ40人が出席し、冒頭、小此木防災担当大臣が「情報を関係省庁で共有するとともに、火山活動を厳重に観測、監視、分析し、万全な態勢で対応したい」と述べました。

会議では、気象庁から今回の火山性地震の震源が3年前に爆発的な噴火が起きた時と同じ場所と見られることや、総務省消防庁から福岡県や大分県など近隣の5県に大規模な災害の際に救助活動を行う「緊急消防援助隊」の出動準備を命じたことなどがそれぞれ報告されました。

そして、引き続き火山活動を分析するとともに、関係省庁が地元自治体と緊密に連携して的確に情報発信していくことが確認されました。

口永良部島 過去の噴火の経過は

口永良部島では、3年前の平成27年5月29日に、新岳で爆発的な噴火が発生し、噴煙が火口から9000メートル以上の高さまで上がって火砕流が火口からほぼすべての方角に流れ下り、一部は海岸まで達しました。

この噴火で気象庁は、噴火警戒レベルを最も高い「5」に引き上げ、島の全域に避難指示が出され、130人余りの住民全員が島の外に避難しました。

この爆発的な噴火の前から口永良部島では、火山ガスや火山性地震の増加などが確認されました。

具体的には、爆発的噴火のおよそ半年前の平成26年11月に火山ガスの二酸化硫黄の増加が観測され、それまで1日当たり200トンから400トン程度だったのが、最大で3100トンに急増しました。

さらに、そのおよそ2か月後の平成27年1月24日には新岳の火口の南西側の山麓を震源とするマグニチュード2.2の地震が発生し、震度1の揺れを観測しました。

そして、その4か月後の5月29日に爆発的な噴火が発生しました。

気象庁によりますと口永良部島では、その後、火山ガスの量が減ったことなどから、気象庁は段階的にレベルを引き下げ、ことし4月18日には「火口周辺規制」を示すレベル2になりましたが、今月上旬以降、火山ガスの増加が観測され、その後、火山性の地震も増加したということです。

そして、15日午前0時半ごろ、火山性の地震としては比較的規模の大きいマグニチュード1.9の地震が観測されました。

震源は平成27年1月24日にマグニチュード2.2の地震が起きた場所とほぼ同じ、新岳の南西側の山麓付近の深さおよそ5キロと推定されています。

気象庁は、火山ガスや火山性の地震の増加の経過が前回の噴火に至った経過と似ていることに加え、そのスピードが早いことから、活動の活発化が3年前の噴火の際よりも早い可能性があるとして、早めの早めの避難を呼びかけるため、警戒レベルの引き上げを決めたということです。

専門家「噴火への警戒が必要な段階」

鹿児島県の口永良部島の火山活動に詳しい京都大学火山活動研究センターの井口正人教授は「通常、新岳では深さ500メートルくらいの非常に浅いところを火山ガスが通ることで小さい地震が起きているが、それより離れた深いところで地震が起きたということは、それなりに大きな力が加わっていると考えざるをえない」と話しています。

火山ガスの量が増えていることについては「地下のマグマの量が増えてきたか、マグマが浅い場所に上がってきたと考えないと説明ができない」と指摘しています。

そのうえで、井口教授は「2015年の噴火活動で、すべてのマグマが出たのかはわからず、まだ残っている可能性もある。火山ガスや火山性地震が増え、新岳から離れたところでも地震が起きていることは異常で、噴火への警戒が必要な段階にある」と話しています。

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