アトリエ Duke の日記
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教養講座
2018.01.21
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【米 新予算案可決できず政府機関一部閉鎖 乗員改めて審議へ】
アメリカ議会上院は与野党の対立が続いて、政府の暫定予算が切れる前に、新たな予算案を可決することができず、トランプ大統領の就任からちょうど1年となる20日、政府機関が一部閉鎖される事態となりました。議会上院は、閉鎖の早期解除に向けて、20日正午から改めて審議を行う方針です。
ことし9月までの今年度の予算編成をめぐってトランプ大統領は、メキシコとの国境沿いに壁を建設する費用を要求している一方、野党・民主党は、子どもの時に親に連れられて不法入国した若者を強制送還しないようにする対応策を求めていて、協議が難航してきました。
この結果、議会下院は暫定予算が切れる19日を前に、ひとまず来月16日までの新たな暫定予算案を可決しましたが、議会上院では、与野党の間で調整がつかず、新たな予算案を可決できませんでした。
このため、必要な予算が手当てできず、トランプ大統領の就任からちょうど1年となる20日、政府機関が一部閉鎖される事態となりました。
これは、オバマ前政権のもとで起きた2013年10月以来のことで、トランプ大統領にとって打撃になりそうです。
ただ、20日は週末のため、目立った影響は出ないと見られます。
新たな予算案が可決されなければ週明け以降は、国の安全などに直結する業務を除く多くの職員が、自宅待機を命じられるなど影響が出る見通しで、議会上院は、閉鎖の早期解除に向けて、20日正午から改めて審議を行う方針です。